「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?
まず整えるのは
「玄関」「水まわり」
家の各場所にはそれぞれ異なる役割や性質があり、たとえば食を扱うキッチンは金運、「水」の気をもつ水まわり(バスルーム、トイレなど)は健康運や金運、愛情運、というように、その役割や性質によってそれぞれの場所の運気が形づくられています。そのなかでも、いちばん大切な場所、それが玄関と水まわりです。
玄関はすべての気の入り口。運を上昇させるよい気(旺気)も、運気を下げる悪い気(殺気)も、すべてここから入ってきます。清潔できちんと整えられた玄関には旺気が、ごちゃごちゃして汚れた玄関には殺気が集まってきます。つまり、その家が運のいい家か、そうでないかを決める場所、それが玄関なのです。
玄関のいちばん大切なポイントは、清浄にしておくこと。余計なものを置かず、毎日床をきれいに掃除しましょう。花や観葉植物など、生気のあるものを飾っておくと、旺気が入ってきやすくなります。
また、家の中の水がある場所(トイレ、バスルーム、洗面所、キッチンのシンク)と寝室は、「水」に属する場所。水まわりの環境がよくないと、健康や愛情、お金など、「水」の気にかかわる運がすべて流れていってしまいます。また、「水」はあらゆる運を育てる働きがあります。清浄な水はよい運を育てますし、濁った水は悪い運を育てます。よい運だけを育てるためにも、水まわりは常に清浄にしておきましょう。
なお、水まわりはお金の流れをつかさどる場所なので、中古の家を購入したら、必ずここだけはリフォームすることをおすすめします。「水」の気は、前の住人のお金の流れを記憶していて、住人が入れ替わっても同じお金の流れを継続しようとします。もし前の住人が金遣いの荒い人だったり、借金のある人だったりした場合、あなたの家の金運もそれに影響されてしまいます。逆に言えば、水まわりさえきちんとしておけば、ほかの場所が多少いい加減でも、致命的にひどいことにはならないはずです。
本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)
李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。