航空会社の投資家は、新型コロナウイルス感染症がパンデミック(世界的大流行)からエンデミック(周期的流行)になることを望んでいるが、それは厄介な症状も伴うかもしれない。米デルタ航空は13日、2021年10-12月期の純損益が4億0800万ドルの赤字になったと発表した。新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」による打撃があったものの、アナリストの予想は上回った。さらに重要なことに、同社は今年1-3月期の売上高について、2019年に比べ72~76%の水準になるとの見方を示している。10-12月期は74%の水準だった。これは、ホリデーシーズンとしては期待通り好調だったとは言えないものの、旅行の回復が軌道を外れるほどでは全くない。