北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は旧ソ連諸国でのNATOの活動縮小を求めているものの、その行動が逆の結果をもたらしているとの見解を示した。ストルテンベルグ氏はインタビューで、ロシアが10万人近い兵士を配備して警告通りウクライナを攻撃すれば、NATOはロシア近隣での存在感をさらに高めることになると述べた。ロシアはNATOに対し、ウクライナをはじめこれ以上加盟国を増やさないことや、ロシアに近い東方の軍備を冷戦後の規模まで縮小することを求めている。NATO関係者の多くはこうした要求について、受け入れられないことはロシアも承知しており、ウクライナを攻撃するための口実にすぎないとの見方を示している。
プーチン氏の行動は逆効果=NATO事務総長
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