新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」による市中感染が初めて見つかった中国・北京市の衛生当局者は、感染源が特定できておらず、外国から到着した郵便物が原因かもしれない、との見方を示した。また、患者との濃厚接触者とされた1万6500人余りを検査した結果、いずれも陰性だったと説明している。中国国営メディアが伝えた北京市の衛生当局幹部の発言によると、患者の位置データを調べた結果、最近旅行した形跡はなかった。感染が確認されているオミクロン患者、あるいは外国から最近帰国した人とも接触しておらず、同じ空間にいたこともなかった。ところが、その患者が触ったカナダから届いた郵便物からオミクロン株が検出されたとし、感染源としてその郵便物を「排除することはできない」と述べている。
北京で初確認のオミクロン株、国際郵便物が感染源か=当局
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