恐ろしくハートが強い「メンタルおばけ」な人たち

一方で陸上自衛隊に入隊した当初から恐ろしく心が強い「メンタルおばけ」という人たちもいます。彼らは怒鳴られてもつらいことがあっても、いつも飄々としています。

彼らがなぜ強いのかというと、わびさんはの中で「心のありよう」と表現しています。嫌なことがあっても「まぁ、いいか」で済ませたり、「自分の生き様はこうだから」と独自の価値観を持っていることが大切になります。彼らは「そんなのはしょうがない」と割り切れるので、どなられようが気にせずにいられるのです。

わびさんの本に書いてあるように、「超メンタルが強い人」の共通点をあげるとすれば、「仕事に依存しすぎていない」「コントロールできないことに執着しない」「信じるものがある」の3つの特徴になります。

ポキッと折れてしまうような強さではなく、柔軟でしなやかなメンタルを目指したい方へのヒントが本書には書かれていると思います。

「自衛隊では“強い自分”を目指す人ほど心が折れやすい」。元自衛官が語るその理由とはぱやぱやくん
防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊幹部として勤務をしていたが退職後にのら犬になった男。文章を書く事が好き。俗にいう「意識低い系」。自分が主役になるのが嫌い。ミリタリーよりも可愛いものが好き。名前の由来は幹部候補生学校でよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。自身初の著書『陸上自衛隊ますらお日記』(KADOKAWA)を2022年2月24日に発売予定。
ツイッター:@paya_paya_kun
(イラスト:原田みどり)