有名人がSNS上で「非健康的な食べもの」を拡散するインパクトとは?写真はイメージです Photo:123RF

 社会的に大きなインパクトを与える有名人が、ソーシャルメディア上で企業広告とは無関係に、非健康的な食品に関する情報を拡散しているとする論文が、「JAMA Network Open」に1月12日掲載された。筆頭著者の米シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスのBradley Turnwald氏は、「有名人のインスタグラムに投稿された写真の95%は、食品メーカーの後援などのない、彼らの日常生活の自然な描写だった」と述べている。

 食べたり飲んだりしている場面は、ソーシャルメディアでは定番の投稿であり、有名人の投稿にも食べ物や飲み物の情報があふれていて、一般消費者の購入意欲を刺激している。Turnwald氏らは、それらの食品の栄養価を評価するとともに、その情報発信にスポンサーがどの程度関与しているかを調べた。