中国株にとって2021年は散々な年だった。今年はましかもしれないが、それは少なからず、中国政府が厳格な政策措置をようやく一部緩める用意があるように見えることが理由だ。政府の厳しい措置は、中国株を苦しめる発端となった。米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を強める中、分散投資を考えている米国の投資家は、東に目を向けるのも良さそうだ。中国の主要株価指数は2022年、まずまずの滑り出しとなっている。MSCI中国指数は年初来2.5%上昇している。一方、S&P500種指数は7.5%に沈んでいる。FRBがわずか数週間前に考えられていたよりも早期かつ速いペースの利上げを行う可能性があるとの投資家の認識は、米国株に大きな打撃をもたらしている。
中国株に薄日、FRBに逆行する人民銀の緩和
緩和姿勢強める人民銀、大半の主要国中銀が引き締めに傾く中で
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