米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は26日、22年は新たなモデルを投入しない方針を明らかにした。サプライチェーン(供給網)の混乱が続く中、商品の多様化ではなく納入台数の増加に注力する。マスク氏は今の時点で新モデルを投入すれば、生産を強化する機能が損なわれると発言。「テスラにとってアウトプットを強化することが今年の主な焦点になる」とし、生産体制を年内に50%強化することも容易に達成できる見通しだとした。テスラは約2年前に小型スポーツタイプ多目的車「モデルY」を投入して以降、新たなモデルを発表していない。一方でバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は、各自動車メーカーが今年、米国でバッテリーを搭載する新モデルを二十数台以上投入する見込みだとしている。
テスラ、22年は新モデルではなく納入台数に注力=マスク氏
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