動画ストリーミングサービスは、話題作が配信開始になると契約者が急増する。だが最新データによると、こうした新規顧客の多くは数カ月以内に解約していることが分かった。これは業界大手にとっても大きな課題を突きつけている。定額制サービス利用者について調査するアンテナがウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)にこのデータを提供した。気まぐれな契約者を満足させ続けるためには、業界のどのプレーヤーも、人気を集める(多くは製作費の高い)作品を継続的に生み出す必要があることを浮き彫りにした。「常に新しいコンテンツが必要だ」と、調査会社モフェットネイサンソンのアナリスト、マイケル・ネイサンソン氏は指摘する。動画配信サービス各社は、昔の番組や映画の膨大な作品ライブラリーを構築する必要があるうえに、「本当に価値があると感じてもらうためには、良質な劇場用映画の大作が、3カ月ごとに2、3作品は必要になる」
動画配信サービス、話題作見たさの契約定着せず
「ハミルトン」「ワンダーウーマン1984」配信直後に契約した米視聴者の約半数が、半年以内に解約したことがデータで明らかに
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