米情報機関のアナリストや外部の専門家からなる委員会は2日公表した報告書で、「ハバナ症候群」と呼ばれる健康被害について、その一部は指向性エネルギーか音響装置によって引き起こされた可能性が高く、その他の要因では説明がつかないと述べた。専門家らは、これまでに報告されている症状の「主要な特徴は電磁パルスエネルギー、特に無線周波数帯域のエネルギーによってもっともらしい説明がつく」とした。今回の報告書はアブリル・ヘインズ国家情報長官と中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官によって招集されたグループが取りまとめたもの。これまで約1000件のケースが報告されているハバナ症候群の多くはストレスや持病などで説明できるものの、中にはそうではないものも含まれるとする見解が改めて示された。