――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  今年は新車を手にしやすくなるはずだ。消費者と投資家の双方にとっての大きな疑問は、その価格である。  米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が1日の取引時間終了後に発表した10-12月期決算で、最も意外な予想は、世界のディーラー向け出荷台数が今年は25~30%増加するというものだった。2021年には、半導体不足がGMの下半期の納車に足かせとなった。従って、納車の大幅増予想は、その落ち込みをほぼ埋め合わせることになる。業界の足元のコンセンサスと比べても、強気な予想だ。