人気YouTuberが明かす「いま、俺あかんターン」から抜け出す方法ありえない失敗をした、必死にやってきたのに身を結ばなかった、信じている人に裏切られたなど、「完全に終わった…」という思いに打ちひしがれたときはどうするか(写真はイメージです)  Photo:PIXTA

理不尽なことが続いて頭にきたり、思わぬ失敗や災難により「終わった…」「どうしたらいいかわからない」と落ち込んだりすることは、誰しもあるでしょう。特にビジネスの現場では、そういうことが積み重なって心を病んでしまう人も珍しくありません。早稲田大学野球部出身、元・野村證券の営業マンで、数々のキツい体験を乗り越えてきた人気ユーチューバー宋世羅(そん・せら)さんの著書『一生使える「勝ちメンタル」のつくり方』(青春出版社)から、独自のユーモアたっぷりな“自己肯定感を保つ考え方”について抜粋紹介します。

「法には訴えられないレベルの怒り」について、どう捉えるか

 ロブスターが、はさみをパッキーンと出して怒っていることがあります。そんなとき、おそらく餌をあげてきれいな水槽に戻してあげれば、ロブスターの怒りは収まるでしょう。

 一方、私たちが怒りを覚えるときは、そんなに単純ではない。何を隠そう人間なので、このドス黒い社会で様々な感情がうごめくなか、怒りが発生するわけです。

 これは当たり前の話ですが、財布をひったくられたとか、会社でセクハラを受けているなど、明らかに悪いことをされたという場合は、警察や弁護士、あるいは各種の相談窓口へ行ってしかるべきです。