しかし、それにプラスしてFP（ファイナンシャル・プランナー）の資格を持っていたらどうでしょう。宅建士単体だと「不動産関係の法律知識がある」という安心感にとどまりますが、ファイナンシャル・プランナーが加わると「お金に関する専門的なアドバイスもできる」という付加価値がつくのです。

「その資格、使えないよ」とバカにする人は、9割間違っている出典：『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』

　私が行政書士試験に合格したとき、周囲には「行政書士なんて使えないでしょ？」と言う人がいました。

　確かに、行政書士事務所はコンビニの数くらいあるのではといわれていますから、行政書士試験に合格したからといって、必ずしも行政書士業で成功できるわけではありません。

　しかし、不動産業界に詳しいという私のバックボーンと行政書士という資格を組み合わせることで、一般的な行政書士業ではなく、企業コンサルなどさまざまな方向へ事業を派生させることができました。

　複数の資格を取得することは、自分自身のスキルにどんどん付加価値をつけることにつながるので、転職や独立を検討するにあたってはとても有利に働きます。
（本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです）