ドナルド・トランプ前米大統領が新たに立ち上げるソーシャルメディア事業を巡り、市場関係者の間で評価額が分かれている。詳細はほとんど明らかになっていないが、支持者らは成功間違いなしだと確信しているビジネスだ。トランプ氏の新会社と合併する特別買収目的会社(SPAC)、デジタル・ワールド・アクイジションの株式とワラント(新株引受権)は評価額について、二つの異なるストーリーを提供する。株価は足元で80ドル前後と、合併を発表した昨年10月以降の700%の高騰を維持している。年初来では60%余り値上がりだ。他のSPAC銘柄や個人投資家が好むゲームストップなど「ミーム(はやりネタ)株」が売り込まれる中で、まさに逆行高を演じている。
トランプ氏新SNSの企業価値は? 市場も評価に迷い
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