米テキサス州は14日、フェイスブック親会社メタ・プラットフォームズがかつて顔認証機能を利用していたことについて、個人の生体情報保護に関する州の規定に違反したとして同社を提訴した。同社は顔認証機能の利用をすでにやめている。事情に詳しい関係者によると、ケン・パクストン州司法長官は州地裁に訴訟を提起し、多額の賠償を求めた。パクストン長官は、2010年から21年終盤の間ユーザーがアップロードした写真からメタが顔の形状を収集したことについて、膨大な数の州法違反に当たると主張。テキサス州では、インフォームドコンセント(十分な説明と同意)なしに生体識別情報を取得するのは違法で、その情報の共有は禁じられている。