米コーヒーチェーン大手スターバックスが中国で実施した値上げがネット上で消費者の猛反発に直面している。スターバックスは16日、中国でアメリカーノなど一部のドリンクと食品メニューの価格を1~2元(約18~36円)引き上げた。値上げは3年以上ぶりだった。米国では既に、新型コロナウイルス流行に伴うコスト上昇への対応として値上げを発表していた。スタバは中国での売り上げが伸び悩んでいる。同社はまた、ある店舗で店員が屋外の飲食スペースで食事をしていた警官を追い払ったとされる出来事を巡って、ソーシャルメディア上でユーザーの批判にさらされていた。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」ではスターバックスに対するボイコットを呼びかけるユーザーもいれば、価格が安い地元コーヒーブランドに切り替えると主張するユーザーもいた。