米ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は17日、ゴールドマンは2年前に設定した高水準の財務目標を上回るとみられるペースを維持していると述べた。新型コロナウイルス感染拡大に伴うウォール街の活況がまだ終わっていないことを示した。同氏は投資家説明会で、2021年通期の収入と利益が過去最高を更新した後も投資銀行業務やトレーディング業務といった主要部門は好調だと述べた。また、21年の好業績を繰り返すことはなさそうだが、株主還元は10年超ぶりの水準が続くはずだとした。ゴールドマンは現在、向こう3年以内に株主資本利益率(ROE)を14~16%にする目標を掲げている。また、資産運用部門と消費者向け銀行業務部門の長期見通しを引き上げた。
ゴールドマンの強気見通し、コロナ後の米金融業界の明るい展望示す
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