ウクライナ東部で、同国軍とロシアから支援を受ける分離独立派の衝突が拡大しており、互いに停戦違反をがあったと非難している。一方で、欧米諸国はロシアがウクライナ国境での軍備増強を続けているとしている。ウクライナ軍や現地住民によれば、17日に同国政府の支配下にある町で幼稚園や学校に迫撃砲が撃ち込まれた。また分離独立派が支配する地域の当局者らも、迫撃砲により一部の建物に被害が生じたとしている。いずれも死者は確認されていない。前線の視察に訪れていたウォロディミル・ゼレンスキー大統領は学校が受けた被害について、親ロシア派による「大きな挑発」だと述べた。これに対し、ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は国営タス通信に対し、ウクライナ側が緊張を高めていると主張。「ドンバス地方の情勢が緊迫化しているのは明らかだ」と述べた上で、「ロシア国境の状況にいつ火が付いてもおかしくない」とも続けた。
ウクライナ東部で親露派との対立激化 学校に砲撃
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