フェイスブックは長らく、最も効果が期待できるデジタル広告の出稿先だった。だが、もはやそうではない。  詰め合わせギフトを扱うギフテン・マーケットの経営者、マーサ・クルーガーさんはかつて、広告予算をメタ・プラットフォームズ傘下のフェイスブックとインスタグラムにすべてつぎ込んでいた。14ドルごとに新規顧客一人を獲得していたという。  ところが、アップルが昨年、プライバシー対策としてiPhone(アイフォーン)上のアプリによるユーザー追跡を制限すると、新規顧客の獲得コストは10倍に膨れあがった。