フェイスブック親会社の米メタ・プラットフォームズは22日、ショート動画機能「リール」を全地域のフェイスブックユーザー向けに提供する方針を明らかにした。新たな広告機能も追加するという。中国・北京字節跳動科技(バイトダンス)が提供する動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が2021年、ダウンロード数でメタの「インスタグラム」を抜いたことを受け、リールを強化して巻き返しを狙う。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は先に、メタのコンテンツ形式の中でリールが最も大きく伸びていると明らかにしていた。一方、リールの利用者が増えたことで、「フィード」や「ストーリーズ」は利用時間が減っているという。広告収入は今のところ後者が上回っている。