ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は23日、ウクライナ情勢緊迫で原油やガソリン価格が高騰すれば、バイデン政権として戦略石油備蓄(SPR)を再び放出することも検討していると述べた。  サキ氏は「それも当然、検討されている選択肢の1つだ」とした。  バイデン氏はロシアによる侵攻を受けて米国内のガソリン価格が上昇する可能性があるとこれまでに警告し、これに対応できる手段を講じると述べていた。  政府当局者らは、SPR放出に関し最終的な判断が下されたわけではないとした。米政府としては価格が上昇した場合、市場への供給量が確実に増えるよう他国と緊密に連携しているという。