新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)前は、ホワイトカラー社員の目標はできるだけ早く出世することだとほとんどの人が信じていた。しかし、そうした考え方は今や過去のものになった。パンデミックをきっかけに人生を見直している人は多い。ある調査によると、米国では54%の人が人生の優先事項の見直しを行っていて、このうち、パンデミックが直接のきっかけになって見直しを始めた人は20%に上った。英国でも、4分の3を超える人が引っ越しや退職、人間関係を終わらせるなど人生に関わる大きな変更を考えていると回答した。人生を見直すということは、仕事が二の次になるということだ。ピュー・リサーチ・センターの2021年の調査では、仕事やキャリアを生きがいとして挙げた成人は17%にとどまり、4年前より7ポイント下がった。
コロナ下で社員の意識変化 6つのタイプとは
2年間の在宅勤務で社員はどう変わったか
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