国連の安全保障理事会は27日、ロシアのウクライナ侵攻を食い止める決議を検討するため、国連総会の緊急特別会合開催を承認した。米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使は、緊急特別会合の開催は数十年ぶりになると述べた。また、ロシア兵などに対しウクライナの民間人に危害を加えないよう警告。「写真や動画の証拠が増えつつあり、あなた方はその行動の責任を問われることになるだろう。われわれは残虐行為を見逃すことはない」と述べた。安保理は25日、ロシアに撤収を求める決議案を採決したが、ロシアが拒否権を行使したため否決された。安保理は、28日から国連総会の緊急特別会合を開催すると決定した。ロシアは反対したが、手続き上の採決だったため、特別会合を阻止することはできなかった。
国連総会、28日に特別会合へ ウクライナ侵攻めぐり
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