50歳を超えた労働者にとって、たとえ完全な売り手市場であっても、経験よりも若さが重視されがちな職場で競争力を維持するのは大変だ。  特に、コロナ対策によるロックダウン(都市封鎖)の初期に失職し、再就職を目指している年配の人たちにとっては、厳しい状況が続いている。コロナによって職場環境が一変したことで、50代以上の労働者はオフィスに戻ることや新しい働き方に適応することに消極的だ、という考えが一部の雇用主の間で強まっているのではとの懸念を多くの人が口にしている。