私は、グループコンサルを受けていた当時、仲間たちから、「ゆう子ちゃんは行動が早い!」と言われていました。アドバイスされたことは、「とりあえずやってみよう!」と決めていたのです。「どうせ、今の私の頭で考えてもわからないから」と思っていたからなのですが(笑)、同時に、「できると思われているから、言われるんだろうな」とも思っていました。

「越えられないハードルは、目の前に現れない」と言いますが、実際そうなのです。

 人から「やってみたら?」と言われることもそうですが、自分の頭や心に浮かぶことも同じです。浮かんだということは、「やればできる」ということだと思うので、とりあえずやってみることにしています。

「為せば成る」という有名な言葉がありますが、この言葉のあとには「為さねば成らぬ何事も」と続きます。「考えてばかりで、成果を上げようとする行動を起こさなければ、決して成果を得ることはない」、つまり「やってみないことには始まらない」ということなのですが、この名言を座右の銘にしている企業経営者は多いのだそう。

 何かを成している人たちは、とりあえず何かをしているものです。

人が喜ぶことを素直にやってみる

 自分の武器を仕事にしていくときも、種をまく(発信する)ときも、私が大事にしていることがあります。

 それは、「人が喜ぶこと」。

「ブログに書くことが、何も思い浮かびません」というご相談をよくいただくのですが、そんなときに私がオススメするのは「人のご紹介」です。

「Aさんという人からこんな話を聞いたのだけど、すごく良かった!」とか、「Bさんが主催している講座に参加したら、こんなことができるようになった!」とか。そんなふうに人のご紹介をすると、紹介された人は単純に喜びます。そして、「こんなふうにご紹介いただきました!」と、逆紹介をしていただくことも、よくあること。自分よりも影響力のある人に逆紹介をしていただいたことで、自分のことをたくさんの人に知ってもらったという経験は、少なからず私にもあります。

 だからと言って、それを目当てに紹介するのは、ちょっと違いますが(笑)、純粋に、「いいな」「素敵だな」とかねてから思っている人のことや、自分にとって良い影響を及ぼしてくれた人は、素直にご紹介してみましょう。