――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の対ウクライナ戦争はまだクライマックスに達していないが、既に世界の政治基盤を揺さぶっている。過去72時間で、ドイツの政治が変容し、それに伴って欧州の政治も変容した。独政府は、これまで何十年にもわたってウクライナの独立を守る姿勢を見せていなかったが、現在は公然とウクライナに武器を供与している。プーチン氏は、自身の経歴における最大の危機に直面している。