米国では昨年、過去最多の4700万人が仕事を辞めた。収入を増やしたい、自営で働く、子どもの世話をしなければならない、新型コロナウイルスへの感染が不安、精神的に燃え尽きて休みたいなど理由はさまざまだ。あまり知られていないが、会社から十分な労働時間を与えてもらえないという理由で仕事を辞める人もいる。カリフォルニア州フレズノのコルトン・レウェリングさん(19)は新型コロナの大流行(パンデミック)が始まってから、7つの仕事を経験した。ハンバーガーを客に出したり、ミートボールを作ったり、接客したり、商品を棚に補充したりする仕事だ。採用面接では、週40時間働けると言われたという。しかしマネジャーからは8時間から25時間しか与えられなかった。それでは生活できないため、仕事を辞めて次の仕事に移ったと話した。
米労働者の意外な離職理由 「仕事が少ない」
企業が労働者に割り当てる労働時間、週40時間に達しないことは珍しくない
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