ロシアの新興財閥(オリガルヒ)の間でウラジーミル・プーチン大統領と距離を置こうとする姿勢が強まっており、戦争への反対を表明する動きが相次いでいる。ウクライナ侵攻を受けて大規模な対ロシア制裁を打ち出している米欧は、こうした実業家らの資産を凍結する動きも強めている。英国のサッカー強豪チーム、チェルシーFCのオーナーで、ロシア人富豪のロマン・アブラモビッチ氏は、ロシアとの和平交渉を巡りウクライナを支援していると語った。同氏はこれまでのところ制裁対象にはなっていない。富豪のオレグ・ティンコフ氏は反戦を願う姿勢や、自身の財団が行う子どもの支援活動などを強調している。同氏は英ロンドンに上場する金融サービス会社TCSグループ・ホールディング傘下のロシア銀行大手、ティンコフ銀行の創業者。制裁対象にはなっていない。
ロシア新興財閥、ウクライナ侵攻への反対表明相次ぐ
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