ウクライナ侵攻,反戦デモPhoto:SOPA Images/gettyimages

戦争や侵略は
対岸の火事ではない

 ロシアがウクライナに侵攻して以降、当然のことではあるが、世界からロシアに対して厳しい目が向けられている。日本も米国に代表される欧米諸国と足並みをそろえ、ロシアに対してより厳しい経済制裁を実施する方針だ。プーチン大統領への反発も反戦デモとして内外に拡大し、プーチン大統領の政治的焦りや異変を指摘する声もある。

 しかし、一度侵攻に踏み切った以上、軍事行動が長期化するかどうかは別として、プーチン大統領としては内外からの非難に対しては強気の姿勢を堅持せざるを得ないだろう。

 今後、ロシアが潔くウクライナから撤退することはなく、ウクライナ現政権を打倒して傀儡(かいらい)政権の樹立を狙っているともいわれるが、その先行きは不透明である。そのような中、ビジネスパーソンはこの問題をどう考えるべきなのだろうか。