【台北(台湾)】ハイテク分野の起業家シー・ツーハン氏が先月上旬、中国から侵攻された場合にどう対処すべきかを話し合う集会を台北で開いたところ、集まったのは20人足らずだった。  だが、ロシアがウクライナに侵攻して以来、台湾市民の間で民間防衛への関心が「津波のように」高まっているとシー氏は話す。応急処置や訓練について助言を求める電話やメッセージが200件余り寄せられたという。「誰もがウクライナで起きていることを知っている」  台湾はウクライナの状況に大きなショックを受けている。