米電気自動車(EV)大手テスラは、ドイツの首都ベルリン郊外の工場でのEV生産について正式に地元当局の承認を得た。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は生産と売上高の急拡大を推進しており、新工場がその鍵を握っている。ブランデンブルク州当局によると、テスラが水の使用量を保証し、汚染対策を実施するという条件付きで承認した。ドイツ工場は、フル稼働時の生産能力が年50万台。まずはコンパクトクロスオーバーの「モデルY」を製造する。米カリフォルニア州フリーモントと中国・上海に次ぐテスラ3カ所目の生産拠点だ。同社はテキサス州オースティンの新工場も間もなく操業を開始する見通し。昨年のテスラの世界生産台数は100万台弱だった。