リンゼー・グラム米上院議員(共和、サウスカロライナ州)は4日、ロシア国民に対し、同国のウラジーミル・プーチン大統領を暗殺もしくは打倒するよう再度呼び掛けた。同議員の発言は、ホワイトハウスや他の議員から行き過ぎていると反発を受けたほか、ロシアからもテロを擁護していると非難されていた。ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は4日、「これは米政府の姿勢ではないし、政権内の人物がこのような発言をしないことは確かだ」と述べた。グラム氏は3日、米FOXニュースに出演した際に初めてこうした考えを示し、その後ツイートでジュリアス・シーザーを裏切ったブルータスや、アドルフ・ヒトラー殺害を試みたクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を引き合いに出し、「ロシアにブルータスはいないのか? ロシア軍にもっと成功しそうなシュタウフェンベルク大佐はいないのか?」と投稿。「ロシアにいる誰かがこの男を討つことだけが、事態を終わらせる方法だ。国家だけでなく、世界に多大なる貢献をすることになる」と続けた。
プーチン氏暗殺を再度呼び掛け、米共和党の有力議員
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