米決済ネットワーク大手のビザとマスターカードは5日、ロシアでの事業を停止すると発表した。  両社は先週、制裁対象となったロシアの銀行に関連したカード業務を取り扱わない方針を明らかにしていた。今後は、ロシアのカード会社や金融機関などが発行した全てのカードの扱いを停止する。  外国人はオンラインでも店頭でもロシア国内でビザとマスターカードを利用できなくなる。ロシア人は依然、国内で両カードを利用できるが、同国の国家決済システム「ミール(Mir)」など他のネットワークを通じて決済される。