ロシア政府による新たな要求が、2015年のイラン核合意再建に向けた交渉を妨げかねない状況となっている。ロシアはウクライナ関連の対ロ制裁がイランとのさまざまな取引には適用されないと文書で保証することを要求した。米当局者は6日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が示したこれら要求を一蹴。欧米当局者は週内にも合意を取りまとめたい意向で、米国とイランが最終的な対立点の解消に向けて交渉する中、交渉責任者らは4日に帰国していた。アントニー・ブリンケン米国務長官は6日、米CBSの「フェイス・ザ・ネーション」に出演し、「ここ数週間でかなりの進展が得られた。近づいていると思うが、極めて難しい問題がいくつか残っており、すべてがまとまるまで何も終わっていない」と述べた。
イラン核合意再建、ロシアの制裁除外要求が交渉の妨げに
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