仕事を減らす方法2
効率化で、無駄を削る

 2つ目の仕事を減らす方法は、効率化です。今やっている仕事や、その仕事を行うための作業を分析して、無駄を削り、マニュアルなどを作って仕事にかかる時間ロスをなくしていく方法です。

 忙しくなってきたからといって、何も考えずに人を増やして対応するという方法をとったり、仕事の内容について考えずにいたりしたら、あっという間に仕事が膨張してしまい、非効率になっていきます。

 それを阻止するためには、マニュアルやチェックリストなどを作って、仕事の標準化や効率化を進める必要があります。

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

先日の連載でもお話ししましたが、これはパーキンソンの第一法則と呼ばれるものです。まさにこの通りで、簡単に人を増やすと、必要のない仕事も簡単に増えてしまうことを忘れてはなりません。

 仕事、商品、お客さまの量を常に管理し、仕事を効率化していくことは、経営にとってはとても重要なことです。これは何も会社を小さくするに限ったことではないかと思います。

(連載了)


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