ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ侵攻の血塗られた戦争をエスカレートさせ続けており、北大西洋条約機構(NATO)の忍耐の限度を試す姿勢を日々強めている。ジョー・バイデン米大統領は公式声明を通じ、ウクライナ支援で米国が何をしないのかを明らかにしているが、プーチン氏はこの米国の対応面の制約を活用しており、その過程で戦争の前線を一段とNATOとの境界線に接近させている。  ポーランド国境からわずか10マイル(約16キロ)の地点にあるウクライナの軍事訓練施設を狙った13日のロシア軍の爆撃が、重大な意味を持つのはこのためだ。この攻撃で35人が死亡し、130人以上が負傷した。