2016年の発売直後から大きな話題を呼び、中国・ドイツ・韓国・ブラジル・ロシア・ベトナムなど世界各国にも広がった「学び直し本」の圧倒的ロングセラーシリーズ「Big Fat Notebook」の日本版が刊行された。藤原和博氏(朝礼だけの学校 校長)「プログラミングは新しい言語の獲得だ」、野田クリスタル氏(お笑い芸人・マヂカルラブリー)「プログラミングがやりたくなる! まるでゲームの攻略本みたい!」、尾原和啓氏(元グーグル・IT評論家)「プログラミングを通して、ビジネスにも応用できる考え方が見えてくる!」と絶賛されている。本記事では、全世界700万人が感動した同シリーズのプログラミング編『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からのプログラミング』より、本文の一部を抜粋・紹介します。

【700万人が感動したノートで学ぶ】意外と知らないコンピュータの歴史Photo: Adobe Stock

コンピュータってなに?

 コンピュータとは、大量のデータを保存、共有、分析できる装置のこと。コンピュータは、複雑な数学の計算だって一瞬で実行してしまうのだ。

 たとえば、CD(コンパクトディスク)は、音楽などの情報を保存できるけれど、コンピュータの一種とはみなさない。CD本体は、情報を処理できないからだ。

コンピュータの今と昔

 いまから数千年前、複雑な計算をおこなうために、そろばんなどの道具が発明される。

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 17世紀になると、コンピューティングが仕事のひとつになる。当時、「コンピュータ」という単語は、「計算する人」という意味だった。

 当時の(人間の)コンピュータは、計算尺という道具を使って計算をしていたという。

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 1944年、第二次世界大戦中に、史上初の電子コンピュータが発明される。その名も、「Colossus Mark I」。イギリス政府がドイツの暗号を解読するために使っていたものなのだ。

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 はじめのころのコンピュータは、いくつもの部屋を埋め尽くすくらいの大きさだったのだとか!

 そういうコンピュータを使っていたのは主に大企業、政府、研究者たちだった。

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 1977年、世界初の大量生産パソコン「Apple II」が発売される。シンプルなプログラムを実行したり、ゲームで遊んだりすることもできた。

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 いまでは、コンピュータはものすごく小さくなり、そこらじゅうにある。スマートフォンもそのひとつだ。

 実は、スマートフォンに搭載されているコンピュータは、1969年に宇宙飛行士たちを月へと送ったロケットに使われていたコンピュータよりも、ずっと強力なのだ。

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