ロシアは世界最大の戦車部隊を引き連れてウクライナへの侵攻を開始した。だが、これまでに多数の戦車が破壊され、近代戦におけるロシアの弱みを露呈させている。ロシア軍はウクライナ侵攻を開始した2月24日以降、重武装の無限軌道車230台余りを失った。軍装備の被害状況を追跡するオープンソースサイト「オリックス・ブログ」が分析した。その大半は破壊されたもので、放棄あるいは押収されたものや、壊れたものもあった。ウクライナ政府はさらに多くの打撃を与えたと主張。ロシア軍の戦車400台以上に加え、より装備が薄い装甲軍用車両も多く破壊したとしている。ロシアは戦争前、約3000台の重戦車を保有していた。これに対し、ウクライナが保有する開戦時の戦車数は約850台だった。双方とも失った戦車の数は明らかにしていない。
ロシア戦車、ウクライナが墓場に 近代戦にぜい弱
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