新型コロナウイルス感染による米国の新規入院患者数の7日間平均が、16日に6406人となった。これまでの感染拡大後の水準と比較しても、最も低い水準に近づいている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)による連邦政府のデータ分析から明らかになった。過去最高を記録した1月には2万8000人を上回っていた。米疾病対策センター(CDC)は公共の場や屋内でのマスク着用に関する推奨を行うにあたり、コミュニティーごとのリスクを検証する際に病院のデータも含めるようになった。現時点では米国のほぼすべての地域が、マスク着用を推奨する基準を下回っているという。一方で、米国内の専門家らは欧州で感染が増加していることに注目。特に英国での傾向は米国内の状況の前兆となってきたため懸念しているという。公衆衛生の専門家らによると、英国ではオミクロン株の一種でより感染力の強い「BA.2」が急拡大しており、感染対策も緩和されていることが感染者数の増加につながっている。
米のコロナ感染、入院者数は減少も新たなリスク浮上
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