米実業家イーロン・マスク氏は28日、自身が設立に携わった米オープンAIを訴えた重要な裁判で証言台に立った。裁判の結果は人工知能(AI)の将来を左右するものとなる。マスク氏は証言台に立つや否や、陪審員たちを真っすぐに見つめながら、「彼らはこの訴訟を非常に複雑なものにしようとするだろうが、実際は非常にシンプルだ」と述べ、「慈善団体を盗むことは許されない」と続けた。さらに、自身を超えた大義を訴え、もしこの裁判で敗訴すれば、米国から「全ての慈善団体がなくなる」恐れがあるとした。この裁判を担当するカリフォルニア州オークランド連邦地裁のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャース判事は、異議の申し立てを受けて口を挟み、マスク氏の見解はあくまで個人的な意見であり「いかなる法的価値も持たない」と陪審員らに伝えた。