GUCCIの財布を娘にねだられたが、ことわった――。こんなたわいもないツイートがバズり、炎上した。なぜたった140文字ほどのつぶやきが、ときにこれほど話題となり、議論を呼ぶのか。(フリーライター 武藤弘樹)
GUCCIの財布を欲しがる娘
その時父親はどうしたか
女子高校生の娘にGUCCIの財布をねだられて却下した父親のあるツイートが物議をかもし、Twitterをにぎわせた。既にそのツイートは削除されており、ここで内容を明らかにはしないが、当今の中高生の感覚を憂うような内容だった。
これを発端として議論は「子どもに高価なものを与えるのは適切か」という広いテーマに発展して、「#GUCCIの財布」がトレンド入りし、界隈を巻き込んでの大騒動になった。
当のツイートをしたユーザーには、誹謗中傷が殺到した。誹謗中傷は言語道断だが、調べてみると炎上に至るまでには、Twitterの性質に起因する火種を発見できたりして、考えさせられるものだった。
まず、「子どもに高価なものを与えるのは適切か」についての主だった意見を紹介していきたい。