長期投資を成功させるには、
数多くの銘柄に分散させることが大切
では、何を対象に長期投資をすればいいのか、ですが、投資の王道は株式です。
しかし、株式投資の問題点は、一体、何を買えばいいのかという銘柄選択が難しいことです。
たとえば「JAL(日本航空)が好きだから……」と言ってJALばかりを買い続けた挙句、上場廃止になり、持っていた株式がすべて紙切れになってしまったという人が大勢いました。
逆に、マイクロソフトが好きだということでひたすらマイクロソフト株を持ち続け、結果的に大金持ちになった人もいます。
また日本でいえば、イトーヨーカ堂から出向した社員たちが、セブン-イレブン・ジャパンの株を持ち株会で買っていて、セブン-イレブンの成長とともに、すごい財産を築いた、というのがいい例でしょう。
このように個別銘柄への集中投資を行うと、結果的に大きく儲かることもあれば、逆に財産を減らしてしまうこともあります。これでは、ハラハラドキドキが勝ってしまい、長く続けることはできません。
だからこそ「分散投資」が重要な意味を持ってきます。
あらかじめ複数の銘柄に投資しておけば、大儲けすることはありませんが、一部が紙切れになったとしても、自分の財産をなくしてしまうようなことにはなりません。
長期投資で成功するためには、やはり数多くの銘柄に分散させることが大切なのです。