全米でガソリン価格が過去最高を更新し、原油価格が1バレル=100ドルを突破していることを受け、電気自動車(EV)などのクリーンエネルギー技術に対する消費者の関心はますます高まっている。全米自動車協会(AAA)によると、3月11日の米ガソリン平均価格は過去最高の1ガロン(約4リットル)当たり4.33ドルと、1年前よりも約1.35ドル値上がりしている。米資産運用会社ノーザン・トラストによれば、ガソリン価格が1ドル上昇するごとに、家計の月々の出費は50ドル超増加するという。米国の自動車販売のほとんどを占めているのはガソリン車だが、こうした状況から、ガソリン車以外に目を移す消費者が増えている。3月13日までの1週間では、米自動車情報サイトのエドマンズ・ドットコムの買い物客の4分の1がハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHV)、EVの購入を検討していた。これは前週から39%増、2月同週からは84%の大幅増だ。