オフィスに戻り始める企業が増える中で、フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズはこれまでになく遠いところから仕事をしている。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)を含む同社の経営幹部はシリコンバレーにある本社から遠く離れた場所に散らばっており、リモートワークの限界を試しているかのようだ。同社の広報担当者によれば、製品担当責任者のナオミ・グレイト氏はニューヨークに移った。アレックス・シュルツ最高マーケティング責任者(CMO)は英国への移住を計画している。また、インテグリティー担当バイスプレジデントのガイ・ローゼン氏は近い将来、イスラエルに引っ越すという。インスタグラムの責任者を務めるアダム・モッセーリ氏はここ数カ月、ハワイやロサンゼルス、ケープコッドといった場所でリモートワークをしている。事情に詳しい複数の関係者や同氏のソーシャルメディアへの投稿で明らかになった。