ウクライナは24日、ロシア軍に占領されているアゾフ海沿岸のベルジャンスクの港湾施設を襲撃したと明らかにした。現場では大規模な火災が発生しており、ロシアの軍艦が攻撃を受けた。ベルジャンスクは侵攻が始まった最初の週にロシアによって掌握され、それ以降、ロシア軍にとって主要な補給拠点となっていた。現場の映像では、停泊所近辺から煙が上がっており、弾薬の引火により二次爆発が起こっている様子が映っている。今回の攻撃は、両国の戦闘が拡大する中で、ウクライナがなお著しい軍事力を維持していることを浮き彫りにした。ロシア側はベルジャンスクへの攻撃について確認していない。ウクライナ政府は当初、ロシア海軍の大型揚陸艦「オルスク」を破壊したと発表した。だが、その後のウクライナの現地報道では、破壊したのはオルスクと同型艦の大型揚陸艦である「サラトフ」だったと指摘されている。ウクライナ軍は後ほど公表した声明文で、ベルジャンスクで複数の揚陸艦に攻撃を加えたと発表し、このうち一隻は炎に包まれていると説明した。具体的な名称には言及しなかった。
ウクライナ、露軍の揚陸艦攻撃 補給ルート寸断狙う
有料会員限定
あなたにおすすめ