【パリ】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ侵攻を決めたことを受け、西側の企業がロシアから撤退しつつある。フランスの最大手企業の中にはとどまっている会社もある。  スポーツ用品や食料品、工具や金物を買い求めるロシア人は、同国で営業を続けている仏小売店でそうした商品を見つけることができる。仏銀ソシエテ・ジェネラルのロシア子会社は、現地顧客のために取引を処理している。仏エネルギー大手トタルエナジーズは、ロシアの油・ガス田への巨額の投資から手を引いていない。  仏企業は、制裁ルールに従い、政府の指針を守りながら、ロシア事業に取り組もうとしていると述べている。