ジョー・バイデン米大統領が26日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「権力の座に居座ってはならない」と発言したことを巡って、米国の政策を混乱させるとともに、ウクライナ戦争の終結に向けた外交努力を損なう恐れがあるとの批判が出ている。政権当局者や民主党議員は27日、この即興的な発言は、ポーランドの首都ワルシャワで難民と交流したバイデン氏の感情的な反応だったと述べた。こうした難民の一部は、ロシアによる砲撃と市民への攻撃が数週間にわたって続くウクライナ南部の港町マリウポリから逃れてきた。米国のジュリアン・スミス北大西洋条約機構(NATO)大使は米CNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、バイデン氏の発言は「当日聞いた話に対する、人としての道義的な反応」と述べた。
バイデン氏のプーチン氏非難発言、内外から批判
「この男は権力の座に居座ってはならない」
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