現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
「お金の心配」はありますか?
みなさん、お金の心配はありますかね。
自分の生活費、子どもの教育費、老後のお金……。人はお金の心配をするために生きていると思えるほどです。
人生のスタートは、まずお金の心配をなくすことから始めましょう。そのための考え方を紹介したいと思います。
そのお金は「予算」ではない
お金の心配がないということは、自分でお金の使い道をコントロールできている状態のことです。
たとえば、「いま財布に入っている1000円」を見たときに、「500円くらいなら使っていい」と思うのか、「1円足りとも使わない」と思うのかどうか、ということです。
お金の心配がなくならない人は、まとまったお金が入ってきたときの反応でわかります。
100万円の臨時収入があったとしましょう。
「半分くらいは好き勝手に使おう」と思う人は、要注意です。あっという間に100万円は無くなってしまい、またお金の心配が生まれます。
お金の心配がなくならない人は、つねにお金を「予算」のように扱ってしまうんですよね。「使わなきゃいけない!」というように。
欲望は「1%の努力」で潰せ
お金の心配がない人は、その100万円に無関心でいられる人です。
普段の生活をそのまま続けながら、「たまたま100万円が増えている」と思えることです。
つまり、浮足だったり、そわそわしないのです。平常心でいられるかどうかです。
普段なら絶対に買わないようなものを見たときに、「そういえば、この間、100万円の収入があったよな?」と、頭によぎらないことです。
一瞬、そう考えたとしても、すぐに欲望を消すことができるかどうかが大事です。
その判断こそが、いわゆる『1%の努力』が必要になるときですよね。その一瞬の努力をすることで、永遠にお金の心配がなくなるのなら、こんなにトクなことはないと思いますよ。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。