現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
どうやって「インプット」しているのか?
「ひろゆきさんはインプット量がすごいですね」
と、よく人から言われます。
でも、目標を決めているわけでもないですし、嫌々で勉強したこともありません。
自然に勉強できている状態を目指すことが何より重要なんですよね。
ということで、僕がおすすめする「すぐ寝る勉強法」について述べてみましょう。
「眠くなったら寝る」。ただそれだけ
学生時代、あなたはどんな勉強をしていましたか?
たぶん、我慢や忍耐をしながら机に座り、必死にやっていたのでしょう。
眠い目をこすりながら、深夜12時を過ぎても頑張る……。
そういう勉強法ではなかったですかね。
僕の場合は、まったく逆です。
「とりあえず勉強し始めて、眠くなったら寝る」
たったそれだけです。
「細かい昼寝」を繰り返せ
勉強しないといけないのはわかっているから、とりあえず机に座って、読んだり覚えたり問題を解いたりしますよね。
そして、やっているうちに眠くなる。そうしたら、寝ればいいんです。
イメージとしては、細かな昼寝を繰り返す感じです。
1時間やって、30分寝て、また起きて2時間やって、また疲れたら横になる。
その繰り返しです。
これの何がいいかというと、「疲れ果ててしまう」ということをやっていない点です。
無理して必死に勉強してしまうと、その反動がきます。
1日だけ徹夜したつもりでも、次の日には疲れ果ててしまって、必要以上に睡眠をとってしまい、しかも徹夜で覚えたことなんて頭の中に何一つ残っていなかったりします。
そうなってしまうよりは、ちょこちょこ睡眠をとって、確実に1つ1つを記憶に定着させたほうがいいはずです。
勉強を「諦めること」が逆に大事
大事なのは、区切りをつけたり、見切ってしまうタイミングなんですよね。
時間の「量」ではなく「質」です。
徹夜して12時間勉強したつもりになるのか、休みながら確実に5時間で知識を習得できるのか。
その差は、寝ることへのハードルの低さが重要なのです。
疲れたら寝る。そう考えると、逆説的に、実はそんなに疲れません。
エネルギーを遊びに使ってしまうと疲れてしまうのですが、その場合は遊ぶ日を決めることです。
そして、遊ぶ日は勉強のことは考えないことです。
遊ぶ日も眠いときも「勉強のことをスパッと諦めること」が求められます。
それも慣れです。
「ふう、疲れた。よし、寝るか」と、フットワークを軽く寝ること。それが回り回って、超コスパよく勉強できるコツなのです。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。