わずか1カ月で10円の円安進む
6年7カ月ぶりの1ドル=125円に
たった1日で円安が急速に進んだ。
週末3月25日に121円台後半で引けたドル円は、翌週3月28日の朝方に122円台前半とギャップを付けてスタート。午前10時前の仲値を通過すると、ドル円は上昇基調を強め、昼前には123円を上抜け。
その後、123円を小幅上回る水準で方向感に欠ける動きを続けたものの、ロンドン市場が始まる午後4時ころから再び上昇基調で推移し、午後6時近くには125円ちょうど近辺と2015年12月以来(6年7カ月ぶり)の円安・ドル高水準を記録した。
3月初めのドル円は115円を下回る水準だった。わずか1カ月で10円の円安・ドル高が進む、久しぶりの大相場となった。
円安が止まらない背景には、どんな原因が潜んでいるのか。